高田台牧に構築された折れ曲がる1条の野馬除土手で屈曲部が現状保存されている。

高田台牧に構築された直線的な1条の野馬除土手が現状保存されている。

高田台牧の野馬水呑場である“こんぶくろ池”と野馬土手がこんぶくろ池自然博物公園内に保存されている。

小金牧目付け牧士吉田家は、4代にわたり牧の経営に関わる。主屋は嘉永6年（1853年）に建てられた木造平屋建寄棟造で茅葺きである。書院は嘉永6年（1853年）に建てられた木造平屋建寄棟造桟瓦葺きである。

小金牧牧士を務めた吉田家に伝わる，古文書や鹿狩の采配などの資料群。日本遺産認定後は，旧吉田家住宅にて展示も検討中。

小金牧の鹿狩は4度実施された。2度目にあたる，この図が描かれた享保11年に徳川吉宗により行われた鹿狩で動員された勢子農民は3万人以上であり，多数の猪，鹿が仕留められた。日本遺産認定後は，旧吉田家住宅にて展示も検討中。

地元農民たちの思いを描いた碑文。撰者は，初めて地元民の立場から開墾事業を研究した歴史家の山野辺南薫である。

明治維新後、小金(こがね)牧に入植した北島善十郎により土地が痩せ現金収入の途(みち)がないことから考えだされたもの。この記念碑と開拓に係る碑文が豊四季の稲荷神社境内に並んで建てられている。

「当地は元小金原高田台牧なり…」で始まり，政府高官との土地所有権争いについて，戦後になりはじめて地元農民の本音が刻まれたものである。

三井組の代人として十余二の開墾にあたった市岡晋一郎が，村社として伊勢神宮から分祀した神社。岩倉具視や大隈重信から寄付を集めたが，大部分の建設費は三井組から拠出。

三井組の代人として十余二の開墾にあたった市岡晋一郎家に伝わる古文書などの資料群。日本遺産認定後は，柏市郷土資料展示室にて展示も検討中。

新政府側から牧開墾の経緯を記念した碑文。事業を建言し，開墾局知事として開墾を指揮した北島秀朝の事績も顕彰している。