源頼朝が安房を訪れた際、太夫崎という地にて、黒い毛並みの立派な馬を見つけ、「太夫黒」と名づけて自らの乗馬としたとの伝承が残る。

明治天皇即位の大嘗祭の主基殿に供えられた献上米を収穫した水田の跡。嶺岡牧の北側に広がる長狭平野で作られるブランド米「長狭米」のシンボル。

美しい自然がいっぱいの八街での楽しみは農業体験。 特産品の落花生の掘り取りはもちろん、他にもとうもろこしのもぎ取り、さつま芋掘り、梨狩り、ブルーベリー狩り等、子供から大人まで家族で楽しめる。 日常から離れて自然に触れ、最高のリフレッシュをしてみるのもオススメ。

牧の開拓は多くの人々の長年にわたる労苦によって成し遂げられた。市域各地には開墾に従事した先人たちの労を偲び、感謝するため、開拓に関連した多くの記念碑が建立されている。

市域には50基以上の馬頭観世音が祀られている。馬頭観世音は煩悩を断ち、馬の病や安全を守る菩薩として信仰され、馬とともに暮らした人々の生活が伺える。

野馬土手は牧の境や区割りとして設置され、野馬が敷地を越えないために設けられた。市域北部にはかつて柳沢牧が所在し、今でも市域各地に野馬土手が残っている。

郷土の歴史・民俗・自然を学習する施設です。市内で発見された石器・土器・板碑や古文書、民具などを中心に展示しています。牧や初富開墾に関する資料も多く展示しています。

日蓮聖人「小松原の法難跡」として有名な日蓮宗の寺。法難より17年後日蓮聖人在世中、弘安4年（1281）に吉隆の子・日隆がこの地に妙隆山鏡忍寺を建立し、鏡忍房と吉隆を弔う。 伊八作品は、平成19年に新建築した祖師堂内、正面の欄間三面に飾られている。

広大な敷地を誇る乗馬クラブで、週末には馬を愛する会員たちの姿が多い。馬にふれ合うきっかけ作りとして、ビギナーでも安全に楽しめる乗馬クラスも用意。３歳～でも参加はＯＫ。

額絵馬「鹿狩の図」は、嘉永２年に行われた鹿狩に動員された村人が奉納したもので、将軍が陣を張った御立場を中心に、猪・鹿を追う武士、柵を取り囲む勢子人足など、鹿狩りの光景が描かれている。

初富開墾は明治２年（1869）から始まりました。しかし、作物の不作が重なったため、多数の離散者が出たり、開墾会社との間で土地騒動が起こるなど困難をきわめました。その後、苦しい中でも徐々に開墾を成功させていきました。その子孫が祖先をしのび、励まし合ったのが土地紀念講です。この碑は、初富開墾が開始されて５０周年にあたる大正７年（1918）に光圓寺境内に建てられました。 （市指定文化財）

豊作稲荷神社は、開墾地初富の農作物の豊穣を願って明治６年（1873）に建立されました。ここには、市指定文化財が４点あります。手水鉢は初富の開墾事業を担当した東京の豪商湯浅氏が奉納したものです。鈴・「豊作社」額もこの年に作られ奉納されたものです。大絵馬（郷土資料館に展示）には当時行われていた養蚕の様子が描かれています。